また、病気などが無い『健康な人』を対象にしています。
- 男性:13.4個
- 女性:10.7個
卵を1日に食べていい上限
そう思っている人も多いと思います。(私の知っている人には、10年間毎日卵を10個ずつ食べている人もいます。)
そんな、無類の卵好きが、安心して、心ゆくまで卵を食べることができるようにこの記事はあります。
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『1日1個説』が幅を利かせている問題…
「卵は1日1個にしなさい!コレステロールの摂りすぎはよくない!動脈硬化になるぞー!!」
未だに良く聞く言葉です…。
この1日1個説は、コレステロールの摂りすぎを予防するためのものです。
しかし、
『コレステロールの摂りすぎ予防』という、栄養面での考え自体が実は
古い考えなんです。
『コレステロールの摂りすぎ予防』問題
コレステロールの摂取上限は、すでに厚生労働省が撤廃しています。
2015年くらいの話です。
コレステロールは悪くない!
そもそも、コレステロールってかわいそうなんですよ。
Q:なんでコレステロールが悪役になったのか?
A:動脈硬化の人を調べた時、血管の悪い部位にコレステロールがいたから。
なんですね。
「あ、またコレステロールがいる。こいつが動脈硬化の犯人だな」「間違いないね」って。
↓
でも、コレステロールは傷ついた血管を修復しようとしていただけだったんです。
それを見たお母さんは、「あんた!障子破ったね!」とA君を怒鳴りました。
でも、A君は否定しませんでした。A君には3つ年下のB君という弟がいました。やんちゃ盛りのB君のため、A君は障子を直そうとしていたんです。
さらには犯人扱いされてもB君をかばったのです!!そう、A君は弟想いのやさしいお兄ちゃんだったのです。
コレステロールはA君・B君どちらでしょう?
とにかく、コレステロールはあらぬ疑惑をかけられていたんですね。
「じゃあ、上限無く何個食べてもいいじゃん?」
って、言われたことがあるのですが、そこまで単純な話でもないんですよね。
どんなに体にいい物でも、摂りすぎればよくないですもん。
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計算しました!
今回、公的機関が出している各栄養素(カロリー・コレステロール・脂質・炭水化物)の上限と適切な摂取量を基に、卵を何個食べていいか計算しました。
卵の栄養素
Mサイズがおよそ60gなのでそれで計算したところ、
- カロリー:91kcal
- 脂質:6.2g
- 炭水化物:0.2g
です。
リンク:食品成分データベース
ここで注目したいのが、炭水化物の少なさです!炭水化物は『糖質+食物繊維』の事なので糖質の計算には使うんですが、この少なさなら上限を決めるのに計算する必要はないでしょう。
残ったのはカロリーと脂質です。
推称摂取カロリーと脂質の割合
成人の推称されている摂取カロリーはおおよそ
- 男性2500kcal
- 女性2000kcal
で、脂質はそのカロリーのうちの20~30%が推奨されていますのでこの値を使います。
カロリーだけで計算してみた
男性2500kcal ÷ 卵1個91kcal
=27.4個!!!
女性2000kcal ÷ 91kcal
=21.9個!!!
うれしい数字!
でも、脂質の摂りすぎになる。
脂質で計算してみた
卵1個につき脂質6.2g。脂質は1gで9kcalなので
・9×6.2で55.8kcal
卵1個につき、脂質だけで55.8kcalあるってことですね。
今回は摂取の上限なので脂質だけで1日のカロリーの30%までとします。
脂質だけで撮っていいカロリー上限
- 男性:2500の30%で750kcal
- 女性:2000の30%で600kcal
カロリー÷卵の脂質の分のカロリー
- 男性:750kcal÷55.8=13.4
- 女性:600kcal÷55.8=10.7
計算結果
公的機関が出している数字を基に計算したところ、
- 男性:13.4個
- 女性:10.7個
となります。
運動でカロリーの消費が激しい人はもっと食べても大丈夫です。
まぁ、この個数食べたら残りのカロリーを摂取するために食べる他のものは、脂質の全くない物を食べないといけないですけどねー
それでも、卵をとことん食べたい人には嬉しい数字ではないでしょうか?
この話題に関しては以上です!
「皆からは1日1個にしろって言われるけど、足りない!」
「満足するまで卵を食べたい!」