【なぜ?】サッカー選手がすぐに倒れ、あれほど痛がるのは本当か?

サッカー選手 痛がりすぎ問題

サッカー熱が、どんどん高まっています!

日本代表の試合があれば、スポーツバーは満席!渋谷のスクランブル交差点は大騒ぎする若者で溢れかえる!

良くも悪くも、数年前には考えられなかった現象です。

さて、これだけ世間が盛り上がっていると、私の職場でもよく話題に上がります。
中には、普段全くサッカーを見ないオバチャン職員とかもサッカーの話題を振ってきたりします。

私がサッカーをしているという事を知っており、疑問に思ったことを聞いてくるんですね。

よく聞かれる疑問が、

 

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「サッカー選手は何であんなに痛がるの?」

です。

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「そんなさ、大してぶつかってないじゃない!なんであんなに簡単に倒れるの?」

「当たってもいないのに自分で倒れて勝手に痛がっているじゃない!何あれは?」

「あんたもあんな卑怯なことやるの?」

などなど…散々な言われようです…。

もうね、面倒くさくて答えたくないんです。
その場は適当に忙しいふりをしてやり過ごします…。

だって、ものすごく感情的に来るんだもん。
怖いんだもん。
説明しても、理解しようとしないんだもん…。

 

でも、世間の皆様には、一応サッカー歴20年の私がしっかりと解説させていただきます。

 

本当に痛いのか、痛くないのか

これは、半々ですね。

見た感じでは足がかすった程度でも、やられた方は結構痛い場合もあります。
逆に、見た目通り全く痛くない場合もあります..。

 

では、痛くないのになんで痛がるのか?

 

派手に痛がる理由

始めに言っておきたいのは、

『サッカーって、紳士のスポーツじゃないですからね。』

って事。

サッカーは、相手と駆け引きをし、騙しあうスポーツです。

ボールをゴールに多く入れればいいだけの『単純な勝ち負け』の裏には、壮大な騙しあいが繰り広げられています。

派手に痛がる理由の中には、そのような騙しあいの一面もあります。

 

では、理由を思いつくだけ挙げますね。

 

理由1:ファールが欲しい

広大なフィールドの中で11人でプレーしますが、同じ数の敵がいるのでボールを常に動かしておかないと、取られてしまいます。

どんなに練習していても、動いているボールを蹴るのは難しいものです。

その点、ファールの後にもらえるフリーキックは止まったボールを相手のプレッシャー無しで蹴ることができます
ゴール前でフリーキックをもらった時なんて、直接ゴールを決めるチャンスです。

フリーキックがうまい選手がいれば、それだけで得点チャンスになりますからね!

だからこそ、ちょっとぶつかられただけでもわざと倒れて、フリーキックをもらおうともします!

倒れただけだとリアリティーが薄いので演技で痛がります。

フリーキックが欲しいから、わざと倒れて派手に痛がります。

 

理由2:あわよくばカードを出させたい

『ファールをもらい、フリーキックをもらう』の上位版です。

サッカーでは、悪質なプレーには審判がイエローカードかレッドカードを出します。イエローカードなら2枚で・レッドカードなら1枚で退場処分になります。

誰かが退場になったら、その分の選手を入れて補うことはできません
1人少ない状態で残り時間を戦わないければいけないんですね!

相手が退場になったら、『しめしめ♪』です。
1人多いチームは圧倒的有利に試合を進めることができます

勝利にぐっと近づくことができるんですね。

 

そのため、相手からファールを受けたりしたら派手に痛がり、より悪質なファールのように見せかけます。

まぁ、ほとんどの場合は審判に見破られますが、たまに成功する時もあります。

相手を退場にさせて試合を有利に運びたいから、派手に痛がります。

 

理由3,4:相手へのけん制・体を守るため

サッカーは激しいスポーツです。タックルやスライディングをして、相手を倒したりもします。優勝がかかった大事な試合などでは、その激しさはさらに増します。

激しければ激しい程、ケガをするリスクも高くなります

サッカー選手の資本は、体です。

当たり前ですが、ケガをすれば治るまで試合に出られません。
プロ選手であれば、試合に出れないという事は『働けない』という事。

これは避けなければいけません!

でも、自分ではどんなに気を付けていても相手からガツンと激しくやられたらケガをしてしまいますね…。

だから、相手に激しいプレーをさせないためにもちょっとしたことで倒れて、牽制します。審判に、激しいプレーを認識させるんですね。

ブラジル代表のネイマールがすぐ倒れるのは、このような理由も大きいと思います。

相手からの激しいプレーで、ケガしてしまうのを防ぐため、簡単に倒れて派手に痛がり、牽制します。

 

理由5:時間を使いたい

自分のチームが勝っている時は、早く試合が終わって欲しいものです。
でも、試合時間が短くなることはありません。

だったら、時間をかせいでやり過ごそうとします。

フィールドに倒れて痛がっている選手がいるのに、プレーが続いていたら治療ができません。
紳士のスポーツではありませんが、みんな人間です。ボールを外に出したりして試合を止め、治療ができるようにします。(優しさはあります!)
それに、人が倒れている状況でプレーを続けるとブーイングが出ます。(非人道的行為として)

試合が止まっている間も、時間は過ぎていきます。勝っているチームからしたら、安全な時間の使い方なんですね。(ロスタイムはその分長くなるけど)

 

時間を稼いで安全に勝利をつかみたいから、長い時間派手に痛がります。

 

理由6:休みたい

サッカーは90分にわたり、常に動いているスポーツです。

試合中に走る距離はプロになると10キロとか平気で超えてくる人もいます。ただのランニングじゃなくて何回も全力ダッシュをするし、相手と体をぶつけあい、全力ジャンプも何回もします。
走っている足でボールをけりながら。

 

疲れます!

メチャクチャ疲れます!!

 

私が所属している社会人サッカーの末端リーグであれば、途中から全く走らなくなる選手もいます。

プロ選手の体力は半端ないんです。

大迫選手だけじゃなくて、皆、半端ないんです。そんな半端ない体力の持ち主たちも、もちろん疲れます。

『ちょっと休憩が欲しい』と思うのが普通。

倒れていれば、楽な体勢で安めるし、他の仲間も水を飲んだりと休めます。

 

休みたいから、すぐに倒れるんです。

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理由7:プレーを止めたい

サッカーの試合中、片方のチームが流れをつかむような場面が出てきます。流れをつかむと、何をしてもうまくいく状態で、簡単に攻められるし、簡単に守れます。

こんな流れになっている時、流れをつかんでいないチームはカナリキツイ状態です。
だって、攻めても簡単に取られるし、守りは簡単に突破されるし…。

そんな時は、プレーを一回止めてしまうのも一つの手なんです。
他のスポーツではタイムがあったりで止めることができますが、サッカーはそれがありません。

だから、倒れて痛がっておけばボールを外に出してくれるのでプレーを止めることができます。

 

人が倒れていたら、スポーツマンシップで外にボールを出すのが暗黙の了解です。

倒れている人間はスポーツマンシップ完全無視ですけどね。

 

ボールを外に出させて悪い流れをリセットしようとして、倒れて痛そうにしています。

※相手が外に出してくれない時は、倒れている人の分少ない人数で守らないといけないという危険性もありますが。

 

まとめ

サッカーは欺き、騙しあう事も一つの醍醐味です。正々堂々と騙しあいます。

それも加味して試合を見てみると、ちょっと違った見方ができるかも!

 

あくまで私の考えなので、選手が本当にここまで思ってはいないかもしれませんが。

 

この話題については以上です!