糖質制限ダイエットって流行っていますよね。
私もかれこれ4年程続けていて、そのおかげで体重をしっかりキープできているんですが
糖質制限ダイエットの落とし穴にはまってしまったんです。
以前、背中の湿疹ができたという記事を書きました。
背中の湿疹の原因が分ったつもりだったんですが、実は正しくなかったんです。
あれからも一向に良くならず、最近になってセカンドオピニオンどころかサードオピニオンまでして、ようやく原因がわかりました。
(しきそせいようしん)
あまり聞きなれない病名だと思います。私も今回の事で初めて聞きました。
この色素性痒疹と糖質制限には関係性があるみたいなんです…。
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色素性痒疹とは
10代から20代の女性に多い皮膚疾患で、主に上半身(背中・首・うなじ・鎖骨周囲)に赤い発疹を伴って強いカユミが出ます。(めちゃくちゃ痒いです!!)発疹のあとに網目状の色素沈着を残します。発疹は一週間ほどでいったん引きますが、すぐに出てきます…。
これを長期間繰り返します。
その為、治療には根気が必要です。
原因
きちんとした原因不明ですが、
- 高ケトン血症
- 低カロリー(カロリー不足)
が関係しているとされています。
糖質制限との関係性
糖質制限では、糖質の摂取を控えることで、活動に使うエネルギーをブドウ糖からケトン体に変えることを目標とします。
糖質の摂取を減らし、エネルギーとなるブドウ糖が減ると、脂肪を燃やしてエネルギーにします。この時に肝臓でケトン体が作られます。
その為、血液内にケトン体が増えることで高ケトン血症となります。
また、糖質は少しの量でもカロリーをたくさん摂取出来るので、糖質を制限した分は他の物を食べなければカロリー不足に陥ります。
治療法
【内服治療】
私はタリオン錠・オロパタジン塩酸塩・ミノサイクリン塩酸塩を服用しています。
特に、ミノサイクリン(抗生物質)が大切です。
去年の11月に右膝前十字靱帯断裂という大けがをしてしまい12月に靱帯再建術をしたので、運動がほとんどできていませんでした。
もともと太りやすい体質で、人並に食べていても太るもんで、運動ができなくなってからは糖質量を一日20gまで減らしていました。
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色素性痒疹に繋がった私の食事内容
【糖質制限中の食事】
昼:ゆで卵二個・サラダ
夜:糖質の少ない物を多く+アルコール
間食:無し
運動:リハビリのみ
今思えば、摂取カロリーが少なかったかな…。
空腹も全く感じていなかったので、うまくケトーシス状態(ケトン体が体内に多い状態。こうなると空腹にならない)になっていたんだと思います。
糖質制限としてはうまくいっていた感じですね。
【ケガをする前の食事】
昼:普通の弁当
夜:米だけ抜く+アルコール
間食:あれば食べる。甘い物も好き
運動:ランニング5~10キロ(週4)、サッカー週2回
でしたので、糖質制限としては極ゆるでした。笑
その分、運動量が結構あるので大丈夫だったんですけどねー。
つまり、私の場合は
運動できない分、糖質を極端に制限したから急激な血糖値の変化と高ケトン体血症になり、カロリーも足りていなかったせいで色素性痒疹になっちゃったという訳でした。
落とし穴です。完全に…。
最後に
糖質量をほぼ0にしていて、それを何年も続けてもどうもない人もいるし、私みたいにこうなっちゃう人もいるしで、その人それぞれの体質にあった食事の取り方や、ダイエット法を選ばないといけないんだと痛感している所です。
色素性痒疹は、多分、皮膚科でも患者数は少ない方なんだと思います。3つの病院に行って最後でようやく判明したくらいですから…。
でも、薬さえ飲めばビックリするくらいかゆみが治まるので、もし同じ症状がある人は早めに病院に行き、「色素性痒疹かもしれません」と伝えてみてください。

この話題に関しては以上です!