流れ星を見かけたのに、『お願い事3回』が間に合わずに残念だった子供時代の記憶があります。
今になって思えば、流れ星が流れる一瞬の間に「クリスマスにスーパーファミコンが欲しい!」って長文を、まだ活舌も良くない子供が3回も言うのはムリゲーなんですが、純粋だった私は頑張っていました。(サンタがいない事は分かっていたのに、流れ星には願う矛盾)
今でも、流れ星を見かけるとお願い事をしたくなるのですが、「不労所得!」と一瞬で3回唱えるのはよほどタイミングが良くないと厳しいでしょう…。
しかし!!!
流れ星が流れる
- 場所
- 時間
が分かれば、最高のタイミングでお願い事を唱えることができます!
これは、期待をせずにはいられません…!
人工流れ星とは?
株式会社ALEという、日本にある民間の宇宙ベンチャー企業が7年もの年月をかけて実現までこぎつけた『Sky Canvas』プロジェクトです。
プロモーション動画↓を見ると、その壮大さが分かります。
ALE_Astro Live Experiences from ALE_Astro Live Experiences on Vimeo.
自然の流れ星は、小さな隕石や塵が地球の大気圏に突入した際に加熱されて光り輝くという物ですが、人口の流れ星は『鉄球』を使います。
地球の周りをまわる人工衛星の後方から鉄球を高速で放出し、地球を約1/6周してから大気圏に突入させます。
この『人工流れ星』は、宇宙空間を利用した壮大なエンターテイメントです。
いつ見られる?

画像引用:https://shootingstarchallenge.com/
2019年1月17日(木)に、JAXAの『イプシロン4号機』に搭載されて打ち上げられます。
打ち上げられた後、高度500kmで切り離され、そこから高度400kmまで数か月かけてゆっくりと下降させるため、人工流れ星が見られるのは2020年の春が予定されています。
正確な日時はまだ未定ですが、近くなれば発表されると思います。
どこで見られる?
人工流れ星は、広島の瀬戸内地域の直径200Kmの範囲で見ることができます。
600万人以上の人が見られる計算になります。
近隣住民の人は本当にラッキーですね。
-SPONSORED LINK-
人工衛星はどんなやつ?
イプシロン4号に搭載される衛星は7つあり、その中の1つが株式会社ALEの『ALE-1』で初号機とも呼ばれています。
衛星本体の開発は東北大学の桒原聡文氏によるもので、流星源放出機構の開発には神奈川工科大学の渡部武夫氏をや、国内の精密加工業者や部品メーカーの力が結集しています。

画像引用:http://star-ale.com/news/309/2018/12/13/
また、現在2号機も開発がされていて、そちらには川口淳一郎氏が技術顧問として参加しています。(川口氏はプロジェクトリーダーとしてJAXAのはやぶさプロジェクトを成功に導いた)
2号機は、より正確な日時と場所に流れ星を流す事が出来るようになるのでさらに楽しみですね。
最後に
この『人工流れ星』は、5~10秒の間光続けることができます。
という事は、その間に「不労所得!」と3回唱えることも可能だと思います!!!
夢のようなプロジェクトで、夢みたいな事をお願いしてみようと思います。
この話題に関しては以上です!