『恐竜』と言えば一番にティラノサウルスを思い浮かべる人がほとんどでしょう。私もそうです。
2本足で立ち、小さな手と大きな顎!鋭い爪と牙で獲物を捕える、まさに恐竜の王者で恐ろしい存在!
と同時に、謎も多い存在。
謎が多く
恐ろしいからこそ
興味が湧く!
そんなティラノサウルスの鳴き声を、研究者が再現してしまいました!
私も聞きましたが、ちょっといいヘッドホンで聞いたのを後悔しました。
ティラノサウルス
鳴き声を聞く前に、ティラノサウルスのエゲツナイスペックを紹介します。
これを知ってから聞いた方が、より楽しめるかと。
ティラノサウルスは、成体の体長が約11~13mで、頭の長さは約1.5mもあり、頭だけで成人女性くらいあります!
体のわりに頭が大きいのは、強靭な顎と牙を主な武器にしていたからと推測されています。
その牙は長さは18cmもあり、人間の頭蓋骨なんて簡単に貫いてしまいます!!
体重は5~6tであるのに対して、走る速度は時速27km~50kmと、体の割には速かったようです!
人間の走る速さは、オリンピックで金メダルを取る人でも時速37kmなので、走って逃げるのは厳しいでしょうね。車で逃げましょう。
もしも捕まればその巨大な顎と牙でパクッといかれます!噛む力は3 t~8 tもあるので、甘噛みですら致命傷です。
鳴き声:今までのと最新の鳴き声の違い
そんなティラノサウルスの鳴き声ですが、昔から映画ではよく
『ギャーーーオ』
みたいな鳴き声で表現されていますよね?(文字にするのが難しいけど、鳥の鳴き声を野太く大きくした感じ)
↓
ですが、
これは違う
と最新の研究では言われています。
『あんな感じで口を大きく開けて吠えるようには鳴いてはいなかった!』
との説が有力です!
では、どのように鳴いていたのか?
口を閉じたまま唸るように声を発していました。
その音声を再現したのがこちらのサイト(https://t.co/U4pDH9PsIq)で聴けます。
Twitterに投稿されていた同じ動画もあったので、一緒に貼っておきます。
腹の底に響くような重低音。
遠くにいても聞こえそうなその声は、当時の動物たちを震え上がらせた事でしょう…。
こんな声が聞こえてきたら、生きた心地がしませんね…。
なんで、こんな声で鳴くのか
ティラノサウルスは群れで行動していた為、遠くにいる仲間とコミュニケーションをとるために、より遠くまで届く低音を発していたと考えられます。
私的に、”群れで行動していた”って方が衝撃的でしたけどね。
あんな生物が群れでいるなんて…
映画でド派手に鳴いている(吼えている?)姿は、人間が作り出したイメージなんですね。
-SPONSORED LINK-
羽毛(ついでに書いちゃう豆知識)
色々調べてみて初めて知って衝撃的だったんですが、ティラノサウルスには羽毛があったみたいなんです!!
我々が知っている『爬虫類』的な外観ではなく、より『鳥』に近かったようです。
『寒い外気から身を守るために羽毛が生えていた』との理由みたいですね。
その姿がこちら!!
羽毛が生えるだけで、一気に『鳥感』が増しましたね。
そして、恐ろしさがだいぶ減りました。
私は羽毛無しが好きです。
子供のころ、文字通り擦り切れる程見たあの図鑑でも、大好きなジュラシックパークシリーズでも、全部羽毛はありません。
できれば、羽毛は無かった事にしておいて欲しい…。
最後に
現実ではなく、今までの憧れだったティラノサウルスのイメージをもう一度取り戻すため、動画を貼っておきます。
1分40秒辺りでティラノサウルスが鳴きます!吠えます!
カッコいい!!
※やっぱり唸るより吠えた方がかっこいいな。
この話題に関しては以上です!
NHKスペシャル 完全解剖ティラノサウルス 最強恐竜 進化の謎 (教養・文化シリーズ)